機能不全家族には、次のような暗黙のルールが支配していると、クラウディア・ブラックは述べています。
<話すな>問題について話し合うのはよくない。
<感じるな>感情を素直に表わすのはよくない。
<信頼するな>人を信じてもろくなことはない。
機能不全家族で育った子どもは、小さい頃から親に十分甘えたり、のびのび遊ぶ機会を与えられないことがしばしばです。両親のいさかいに巻き込まれたり、いつも自分のことは後回しにされたりします。幼い頃から家庭内の緊張を感じとり、なごむように冗談を言ったり、親のグチの聞き役や世話役になったり、不安な状況を避けるため片隅で息をひそめたり、「いい子」になることで自分の存在を認めてもらおうと苦しい努力を重ねたりします。逆に「悪い子」を演じることで親の問題を見えなくさせる役目を果たしている場合もあります。
子ども時代に身につけた生きる手段は、その人の個性・能力・特技として発揮される一方で、その人をがんじがらめに縛る鎖ともなります。たとえば、リラックスするのが苦手だったり、自分の気持ちを表現できなかったり、他人の問題まで自分の責任として引き受けてしまったり、という風に。こうした中で、ある人は仕事にのめり込み、ある人は世話をする対象を求め、ある人は緊張をとくためにアルコールや薬物に依存していきます。
機能不全家族のルール (via otsune)